こちらのページは特集(Special Issues)の一つです。専門用語頻出による読み辛さにご注意下さい。

キスに関する心理学・科学的事実

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私たちの"キス"という行動は、愛情表現としての他にも役割があるようです。
キスについてこれまでに発表されている科学的研究結果をまとめてみます。

  • キスは血圧を下げる他、神経伝達物質エンドルフィンの分泌により頭痛や生理痛を抑える。
  • キスはセロトニン(抗うつ物質)・ドーパミンオキシトシンを活性化する。
  • ストレスホルモン(コルチゾル)を下げて、免疫機能を上げる。
  • 女性は短期間の付き合いが長期に発展するかどうか、短期間の付き合いにふさわしい男かどうかをキスの濃さと頻度を使って割り出す。男性は(特に短期間の付き合いにおいて)セックスに持ち込む可能性を上げるためにキスを使う。
  • キスで唾液の交換が行われる。唾液には塩分・ミネラル・その他の物質が含まれるが、これらは女性の月経周期に応じて口臭とともに変化する。この変化は生殖力の感知を上下させる役割を果たしている。
  • キスで男性から女性に男性ホルモンであるテストステロンがパスされると、口の中の粘膜からテストステロンが浸透する。これには女性を性的に興奮させる作用がある。
  • 男性からキスをするのはセックスの前に多いのに対し、女性からのキスはセックスの後に多い。
  • 男性が短期間の付き合いとなるパートナーにキスをする場合は、セックスの可能性を上げるために"open-mouth"キスを好む。
  • キスの際お互いが密接することで女性は男性の免疫タイプを嗅ぎ分け、男性は女性が排卵期にあるかどうかを嗅ぎ分ける(詳しくは恋愛関係:Romantic Relationshipのページにあります)。

3は恋と愛の脳科学
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