こちらのページは特集(Special Issues)の一つです。専門用語頻出による読み辛さにご注意下さい。

Social Psychology 社会心理学

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行動とは個人個人、常に一貫したものなのか? 行動は自己の有する性格から決められる普遍性を帯びたものだとするのは性格心理学。その対極にあるのが社会心理学です。
社会心理学とは・・・、David G. Myersによると、"人々が他人をどう捉え、そしてどう影響し合い、関係し合うのか研究する科学的学問である"、とします。
Elliot Aronson(他)は、"実在するあるいは想像上の他の人々によって影響される人々の考え方・感じ方・行動の型を研究する科学的学問である"、と、ちょっぴり深い表現をしています。事実、私たちが例えば洋服を選ぶ際、「これ着たら皆に笑われるかな」などと他人の姿を想像し、行動を決断します。
社会心理学は、人間が社会的動物として生きる中で常に周りからの情報を素に自己や世界の把握を試み、行動を決断するだとします。行動を左右するこの認識について、認知心理学の学習が取り入れられます。また、把握は社会で生きることに適応性を持たせ、その様式は後世へと継がれていくことから、今日までの人間の社会性など、進化論や人類学を交えて説明されます。
社会心理学が注意を促すこととして、私たちが自己と他人を理解するときに人格ばかりにとらわれて社会的・環境的影響を軽視したりすることによることで起こる問題が一つ。そしてもう一つは、「そんなのは(科学や教科書に)言われなくてもわかる」といった考えに執着してしまうことです。巷の常識とは実は事実と異なることもあります(コラーゲンの話参照)。そこで社会心理学は、私たちの行動を経験的そして統計的に数字にし、人間全体における傾向や特徴を見つけ、行動の把握を試みることで問題解決に挑みます。


Contents
  • 自己(the self)
  • 社会認識(social cognition)
  • 態度(attitude)
  • 説得(persuasion)
  • 判断(judgement)
  • グループ(group)
  • 同調(conformity)
  • 攻撃性(aggression)
  • 魅力(attraction)
  • 援助行動(helping)
  • 偏見(prejudice)


Studies
社会心理学で学ばれる内容をテーマ別にまとめてあります。


Posts
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